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実験的「実験的日記」


Tue, 18 Oct 2005 (平成17年) [長年日記]

_ クライアントサーバ方式

今回の初級シスアド試験の問題にこんなものがあった。

クライアントサーバ方式の説明として、最も適切なものはどれか。  

  1. パソコンとワークステーションを LAN で接続したシステムの構成方式の総称であり、パソコンをクライアント、ワークステーションをサーバと呼ぶ。
  2. プロセス間通信機能を利用し、一連の処理を、サービスを受けるプロセスと、そのサービスを提供するプロセスとに分離したものである。
  3. ホストコンピュータの一部の機能と処理対象のデータファイルを端末に分散することによって、負荷の分散を図ることを主目的としたものである。
  4. ホストコンピュータの代わりに配した複数のワークステーションと端末を接続し、負荷の水平分散を図ることを主目的としたものである。

この問題を見たときにちょっと悩んでしまった。というのも、ボクが持っていた参考書には「複数台のコンピュータに対し、それぞれサーバーとクライアントという役割を与え、処理を分散するシステムのこと」と書いてあったので、ブラウザの動いている PC と Web サーバとの関係のようなものだけを連想するようになってしまっていたからだ。こういう風に「コンピュータ」に視点を向けて説明をしている参考書は少なくないようだ。厳密に言えば間違った記述だと思うが、今後修正される本がどのくらいあるだろうか。

幸い、落ち着いて考えたら X や Canna もクライアントサーバ方式であることを思い出して正解にたどり着けた。仕事にはまったく関係ないのにここ数年いろいろ手を出していたことがこんなところで役に立つとは思ってもいなかった。日常体験の中で身につける知識ってよく定着しているものなんだな。

事の本質に注目させる、いい問題だよなと一人で感心していたら、実は平成九年上級シスアド試験午前の問 54 の焼き直しだった。初級シスアド受験でも余裕があれば上級シスアドの過去問もやっておいたほうがいいのかもしれない。

_ DXF Reference

メモ。本家本元が公開している DXF の仕様書。

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