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実験的「実験的日記」


Sat, 13 Jul 2002 (平成14年) [長年日記]

_ ワインセラー

父にはどうやら買う気があるように思える。しかし、こうなってから実際に買うまでが時間がかかるので予断を許さない状態。

_ ワイン会

まるそうでワイン会。ワインとチーズは次の通りで、太っ腹過ぎて大丈夫かいなと本当に心配してしまうほど。今回は普段に比べて、静かな感じで進みました。

_ 本日のワイン

Chateau Haut Brion 1993 / 1973 / 1974

ボルドーの最も有名な赤ワインのうちの一つ。最初に 1993 と 1973 の二種類を同時に抜栓して始まりました。近頃古いワインを飲んでいなかったのですっかり忘れてしまっていたのですが、ワインから生じる香りの種別の差がよく分かって興味深かったのです。1993 の方は果実のような香りが主体ですが、1973 の方は土のような熟成を感じさせる香りが主体に変わっています。どちらかを飲んでグラスを空けないと次のワインが出て来ないので、急ぎはしませんでしたが 1993 を先に飲み終えて 1974 を待ちました。

1974 と 1973 は一年違うだけでどちらも天候のあまりよくなかった年だし、そう大差ないかと思っていたら、これがまた全然違います。色、特に液面とグラスの境目近辺のグラデーションが違っています(1973 の方がより薄い)し、香りも 1973 の方が軽く感じました。味も 1974 の方がしっかりしていたような記憶が残っています。

どの年もビンテージチャートでは低い評価の年なのですが、さすがに一級品はそんなことを感じさせない格があって、3 杯とも楽しむことができました。それでも 1974 が一番よいと出席者の意見がまとまって、1974 年生まれのはなしまさんがふんぞり返っていました。←うそです。

SAKAR Merlot Special Selection 1996

ブルガリアの赤ワイン。入手困難なものらしいですが、太っ腹にも開けてくださいました(つまり、会費に含まれていない)。そこで、調べてみたら情報が…見つかりません。エチケットが銅製だからその辺から検索をかけてみれば一発かと思ったのですが、ダメでした。こんなサイトがあることが分かって行ってみたら、ドメイン自体が売りに出されてました。

上の 3 種類の錚々たるワインの後でしたが、劣らず美味しいと感じる素晴らしいワインでした。ホントにメルロなの ? と思ってしまうような力強さで気に入りました。何とかして素性を探りたいと思います。

_ 本日のチーズ

 種類が多いので簡単にいきます。

ブルー・デ・コース・カンタリアン

青カビチーズの代名詞、ロックフォールの牛乳版。

ブリ・ド・ムラン

白カビチーズ、といっても、カビは茶色くなっている。塩気が強い。味も濃い。

エポワス

マール(ブランデーの一種)で洗いながら熟成させたウォッシュチーズ。中身がトロトロになってて美味しかった。

セル・シュール・シェール・フェルミエ

周りに灰(?)をつけて熟成させるシェーブル。皮のすぐ内側のトロッとしたところが好き。

マオン

メノルカ島で作られるオレンジ色を帯びた表皮の四角いチーズです。無殺菌乳製で、2 〜 3 ヶ月熟成。軽い酸味、しっかりした塩味、しっとり感があります。

と書いてありましたが、今日のチーズの中でも確かに塩味が一番ありました。で、メノルカ島とはこのへんです。

パルミジャーノ・レジャーノ

イタリアの有名で高価なハードチーズ。以上。

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