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実験的「実験的日記」


Fri, 06 Apr 2012 (平成24年) [長年日記]

_ ワインと時間、そして澱

晩ご飯に飲んだワインは全部飲みきらずに明日まで置いておこうと残しておいたけど、日が変わってからもうちょっと飲みたいと思って飲んでみたら旨さが全然違っていて驚いた。食事しながら飲んだ時には気になったなんかイヤな後味がすっかりしなくなっていたのである。開けたのが八時頃だったから四時間くらい経過していたことになり、いい感じになる時間帯のような気はする。夕方出かける前に抜栓して普通にデキャンタに入れておけばもっと多くの量を美味しく飲めたのだと思えるとすごく悔しい。たしか、二十年オーバーなワインがまだ数本あるのでそれを飲む時にはしっかり計画して開けないと。

さて、ここまで古い(1972 産)ブルゴーニュのワインは飲んだのは初めてで、他の産地のワインでは考えられないくらいに澱がすぐに沈む(逆に言えばすぐに舞うということでもある)ことに気づいた。ボトルの最後、澱たっぷりのところを澱がグラスになるべく入らないようにしつつ未練がましく注いでみたところ、五分も放置しておけばそこそこ飲める状態に。例えばボルドーなんかだとそんな都合のいいことには絶対にならないのに。ブドウ品種の違いがこんなところにも現れるとはやっぱりワインはおもしろい。

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