Sat, 12 Mar 2005 (平成17年) [長年日記]
_ Wiki ばな
に出発。
_ 帰宅しました
品川までは調子悪くなかったのに、京急に五分くらい乗っただけで酔いました。どうしてでしょうね、謎です。気分が悪くても何も食べずにいるわけにはいかないのでうどんをすすってから会場へ。
今回は NOTA をとにかく見てみたいと思って参加したのですが、プレゼンを聴いた後では MoinMoin と MirrorMan と qwikWeb を試してみたいと思うようになりました。何が面白そうと思ったのかはあとで詳しく書くつもりです。
残念ながら、今回も懇親会には参加できずに帰ってきました。そんなわけで、初めてお目にかかるかずひこさんや mput さんには会場で声をかけようと思っていたのですが、なんだかしそびれてしまいました。ちょっと後悔してます。人見知りが激しいのも考えものです。
_ Wiki ばな VOL.4 まとめと感想
- Wiki の始まり
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元祖 Wiki である wiki wiki も日本語 Wiki の元祖である YukiWiki 1 も機能は簡素だったというお話だったと思います。
- Hiki
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Hiki に関しては、たけうちさんの日記、かずひこさんの日記、Hiki-dev ML などを読んでいるので新しい発見はありませんでしたが、とにかく開発に(そして、プレゼンも)勢いがあると感じました。また HEAD を追っかけてみようかな。
ここからはプレゼンそのものの感想になってしまいますが、まずは「高橋メソッド」は見やすい、そしてテンポがいい(これはかずひこさんのやり方かな)ですね。アジャイルとは「気になるもの(人も ?)にはすぐに手を出してみる」という意味なのでしょうか。今日のプレゼンを見て、このツッコミの意味を深く理解できたような気がします。
プレゼンと全然関係ないですけどもう一点。ボクの座った席からスクリーンを見ると目に入ってくる位置にかずひこさんが座っていらしたのですが、座っているときの姿勢が美しいと思いました。
- PukiWiki
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PHP で YukiWiki クローンなので PukiWiki ですか、初耳でした。プレゼンテーションモードというのも初耳。メジャーすぎて興味を持っていなかったのですが、試してみるかなという気になりました。PukiWiki 本が七月にでるそうです。まだ一行も書いていないらしいですけど。
tDiary のテーマが使えるようになったとのことでしたが、tDiary のテーマが使えるかどうかについて触れる発表者の方がけっこう多かったような気がしました。そのあたりに関わっている、というか 2.0 系向け変換スクリプトを書いたので今使われているテーマの大部分に影響を及ぼしている人間にとっては聴いててちょっと怖くなりました。あの頃は覚えたての知識が使えるのが、そして反応があるのがうれしくて突っ走ってましたけど、視野が広がった今となっては、おかしなことをしていたんじゃなかろうか、単に勢いだけだったんじゃないかと感じていまして、それが怖さを引き起こすのでしょう。でも、興味のあることに手を出すことを恐れるべきでないという勇気をかずひこさんのプレゼンから得ましたので、時間がある限り手を出していこうと決意を新たに再出発することにします。
- FreeStyleWiki
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スパム投稿対策があるという点が印象に残っています。tDiary-users Wiki でスパムに悩んでいるからですね。特定のキーワードが含まれていたら投稿を拒否するというものだったと思いますが、こういう機能が tDiary-users で使っている WalWiki にも欲しいです。ちゃんと探したことがないのですが、もしかして WalWiki 最新版にはそんな機能が追加されてたりするのでしょうか。
- MoinMoin
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バージョン管理、充実したユーザ管理、テンプレートまで変えられるテーマ、メールによる更新通知などの機能について聞いたら、使ってみたくなりました。プレゼンも印象に残る、面白いものでした。というか、プレゼンがうまかったのだと思います。
ここまでが「グループA:スタンダートな Wiki」でした。
- NOTA
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ここからが「グループB: 先進的な Wiki(らしきもの)」です。
複数人でのリアルタイム編集、WYSIWYG 編集、A4 での印刷前提のページ構成といった、これまでの Wiki とは趣がまったく違うソフトです。使っている例を見たいと思ったら、Google の検索結果その一、その二からたどると見ることができます。とにかく、使用方法が直感的にわかりそうなのは素晴らしいです。早く公開が可能になることを望みます。
- wema2
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リリースほやほやの wema ver 2.0 です。でも、やっぱり「変なもの」が知名度の一番高い呼び名だそうです。多彩な線が引けるようになった、RSS、検索機能の充実、などの新機能があるということだったはず。
- ContentEditableWiki
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WYSIWYG で編集できるのが特徴、というのですが、たつをさんご本人もおっしゃっていたように NOTA の手軽さ、わかりやすさと比べてしまうと見劣りがしてしまうのは否めないかもしれません。
- ThreadWiki
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名前空間をサポートしているのが最大の特徴でしょうか。それに加えて、PostgreSQL に対応しているとか、XML との連携を目指しているとかが特徴のようです。Wiki ばな VOL.2 のときに聞いた機能からほとんど変わっていないようでした。でも、これから開発再開されるとのことなので要チェックです。
- RandomNote
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こちらも Wiki ばな VOL.2 のときに聞いた機能から変わっていないようです。個人のメモ整理を想定されているということですが、ボクも職場でそんな使い方をして役に立っています。最近編集したページほどページ一覧で上に表示されるのと、特徴ある検索機能が売りなのかな。
- MirrorMan
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これまたプレゼンに勢いがあって楽しめました(今回プレゼン自体が楽しめたのは Hiki、MoinMoin、そして MirrorMan でした)。しかも、ほとんどの機能をクライアント側で JavaScript で実現するという異色の Wiki です。クライアント側の推奨スペックが 2GHz というのに会場大爆笑。
おもしろい機能が目白押しでメモしきれてないので、試用してみようと思います。
- Clockworks
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キーコンセプトは「使いたい機能は利用者が自作 !」だったでしょうか。S 式プラグインというもので利用者自身が使いたい機能を実装していくというこれまた一風変わった、使いやすいとは言えない Wiki です。誤解してたらすみません。
- qwikWeb
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メーリングリストと Wiki を組み合わせたコミュニケーションシステムと紹介されました。タイムマシーンモードという履歴管理やビデオ編集機能(デモもしてくださいましたが、全貌が理解できませんでした)といった面白そうな機能もありました。
_ ということで
駆け足でしたが、レポート(と呼べるかどうかわからないですが)でした。発表者のみなさん、そして、スタッフのみなさん、お疲れさまでした。楽しい時間を過ごせたことを感謝します。
時間をとってよく考えて、tDiary-users Wiki で使用している Wiki に関する提案に生かせればと思います。使用する Wiki を変更してしまってもいいかもしれないとまで考えてたりします。
個人情報提供の件はまったく忘れていました。たしかに、優先予約の条件がありましたね。そうでした。「こちら」のことは私の一人相撲だったみたいです・・・。
NTさんの解釈であっています。<br>説明不十分でもうしわけありませんでした<いしだなおとさん
あらら、お話ししたかったなぁ。懇親会のワインも一緒に飲みたかったし。いつかぜひご一緒しましょう!
こちらこそ、ぜひ!