Fri, 26 Jan 2007 (平成19年) [長年日記]
_ 本日のワイン
_ NHK クローズアップ現代「“独占ソフト”発売の波紋」が投げかけた疑問と選択肢
ボクはこの番組を見なかったのだけど、やっぱりテレビには大きな影響力があるのだなと思わせることがあった。同僚の I さん(定年間近くらいのお歳)が「私もリナックスというのを使ってみようかな。無料らしいし、ウインドウズほど重くないらしいじゃない。家にある Me はもうサポートが終わってしまったと聞いたけど、ビスタが入れられるようなスペックじゃないからさ。」とボクに話しかけてきた。
無料というのがとにかく印象に残っていたようなので、確かに無料で入手できますけどそれだとサポート窓口はないので自力で問題解決をしないといけませんよと伝えると、それでもうあきらめてしまったようだった。「無料」とか「軽い」とか物事の一面だけを捉えるのは困りものだよ。MS Office 互換の無料ソフトがあるとの情報を仕入れた社長がうちの事務所もそれに切り替えようと言い出したことがあったし。あの時は、切り替えに伴う諸作業そしてその後の社内サポートが全部ボクの上に降りかかってくることが確実だったので(でもそれは表に出さずに)、操作が同じようでいて微妙に違うことに皆を慣れさせないといけないことや業務で使用しているマクロが簡単には移行できないこととかを理由にして反対したけど、こうして振り返ってみるとどれも理由になってないな。