Sun, 04 Feb 2007 (平成19年) [長年日記]
_ Vista で写真にタグを付ける
「山田祥平の Re:config.sys - Vista のお気に召すまま」という記事に
ちなみにタグは、ファイルプロパティの一部として保存されるようだ。
XP 時代は、ファイルのプロパティでキーワードやコメントを入力しておいても、ファイルシステムに依存してその内容が保存されていたため、NTFS 以外のストレージにコピーした時点で、それらの情報は消えてしまっていた。だが、Vista のタグは、ファイル内部に埋め込まれ、FAT16 や XP 管理下のストレージなどを経由しても無くなることはない。XP のエクスプローラからは見えないが Vista のエクスプローラからは見える新しいプロパティフィールドだ(そういう意味では、XP ではできなかったことができるようになった数少ない要素かもしれない)。
と書いてあったので実験してみた。
実験
まず、Vista の Windows フォトギャラリーでタグを付けた。FAT32 でフォーマットしてある DVD-RAM にコピーしてから、ファイルのプロパティを見るとこうなっていた(黄色の帯は強調のためにキャプチャしてから付けたもの)。
デュアルブートできるようにしてある Debian sid でその DVD-RAM をマウントし、Picasa にインポートしてみた。Picasa でのコメントとして表示されるかと予想してたのだがそうではなく、「表示」-「キーワード」で表示されるキーワードとして表示された。大文字で付けたのに小文字になっているという問題はあるが、ファイルプロパティとして保存されていることは確認できた。
ここでキーワードにもう一つ追加してみた。
しかし、Vista に戻ってみるとタグには反映されていなかった。残念。
気を取り直して Vista の Picasa で同じことをしてみた。「表示」-「キーワード」で確認すると Debian 上でと同様にキーワードとして表示された。
この画面で再度キーワードを追加してみた。
今度はファイルのプロパティでタグに反映された。期待通りの動作。
新たな疑問
プロパティで表示される、タイトル、タグ、コメントの違いがよくわからないのが難点だと思うのだけどこのあたりの解説はどこかにあるのかな。