Fri, 25 May 2001 (平成13年) [長年日記]
_ 聖書 on Palm
聖書を MeDOC 形式に変換する作業をしているのだが、今日は(おや、日付としてはもう昨日になってる)ものすごい進歩があった。
すでに Windows 版の検索プログラム付き聖書を持っているので、プレーンテキストとしては簡単に作成できる。しかし、章ごとを Article としたいのでプレーンテキストを単に DOC 形式に変換するだけとはいかない。幸い Story Editor というMeDOC 形式を書き出せるフリーウェアをみつけることができた。
整理するとこれまではこんな流れで作業していた。
- 章ごとにプレーンテキストとして書き出す
- Story Editor に手作業で見出しを作りながら章ごとに貼りつける
- Story Editor で MeDOC 形式に書き出す
二番目の作業が非常に面倒なのは言うまでもない。もし五十章あれば五十回コピー & ペーストをしなければならない。あまりに面倒なので作業はストップしていた。
ところが Story Editor のマニュアルをよく読むと、プレーンテキストにちょっと手を加えることによって階層(ボクの利用方法においては見出し)を設定して、一気に読み込めることが分かった。ということで、作業の流れはこう変わる。
- 一つの書(例えば創世記)をプレーンテキストに書き出す
- 書き出したプレーンテキストに章の区切りを挿入する
- 加工したテキストファイルを Story Editor に読み込んで、MeDOC に書き出す
これだけでも手間をかなり減らすことが出来る。しかし、二番目の作業はやっぱり面倒なのである。だが、聖書には節番号が付いているので、これを利用して章の区切りを見つけてそこに章の区切りを挿入させるプログラムを組めば、キーを何回か叩くだけで二番目の作業が出来てしまうことに気づいた。
ここで Ruby の登場。乱暴に紹介すると Ruby とは Perl のようなスクリプト言語で、「楽しいプログラミング」をモットーとしている。ボクはプログラミングなんて全く経験ないんだけど、入門書だけ買ってちょっとだけかじっている。これを使って、二番目の処理をさせようと考えた。測量士補の試験も終って、時間を少々取られてもかまわなくなったことも慣れないプログラミングをすることを後押しした。
そんなわけで23日の深夜からプログラム(と呼べるほどものでもないけど)を書き始めた。入門書を傍らに三時間ほどでほぼ出来上がって、昨日会社に行ってから暇を見つけてなんとか動くものが完成した。これでこれまで一つの書を MeDOC 形式に変換するのに掛かっていた時間が数時間から数分へと短縮できる。実に気分がいい。
ありがとう、Ruby 。
_ メモリ増設
現在メモリを 192MB 積んでいるのだが、VMware を使うとスワップがひどいのでメモリを増やそうかと考えていた。いくら増やせばいいかが悩みの種だったが、同じような状況で使っている人の経験談を Web で読んだら 192MB → 256MB で体感できるほどの改善が見られたと書いてあったので 64MB を 128MB に交換すれば十分のようだ。
これなら箱入りのものでも一万円程度で買えるから、DELL の保証がどうなるかを確認した上で交換してしまおうかという気になる。256MB だと二万五千円になってしまうから値段と効果を考えると 128MB が妥当かな。
_ 車検
修理部品の取り寄せが必要とのことで一日では終らなくなってしまった。直さないと危ないところだったので仕方がないが、大幅に予定の金額をオーバーしてしまった。貯金が減ってしまう〜。
車検費用(交換部品代、工賃込)九万円