Sat, 15 Oct 2011 (平成23年) [長年日記]
_ iOS 5 の分割キーボード機能が使いにくい
iOS 5 にした iPad 2 で分割キーボードを使うとフリック入力ができるようになるというので試してみた。結論としては「使い勝手がとても悪い」だった。以下、その理由。
キーが小さい
分割キーボードは両手で本体を持って親指でキータッチするというのが想定した使い方だろうと思うのだけど、親指で使うにはキーパッドが小さくて使いにくい。iPod touch と比べてみたら若干小さめに見える。あれだけスペースがあるのだからもう少し大きくてもいいのではないか。ただ、フレームの幅の分が親指の稼働範囲から奪われてしまっているのであれ以上大きくすると手の小さな人にはキー全体に親指が届かなくなるというジレンマもありそう。
フリック入力のスライド判定が気持よくない
フリックに必要なスライド量が思っているよりも長いのか、ミスタイプが多くて(「い」と入力したつもりで「あ」になってるとか)すごくイライラする。
視点移動が多すぎる
最も悪いのは、キータッチ時には右手側を見ているのに変換候補が左手側に出るので入力の一区切りごとに右、左、右、左……という具合に視点移動が多くなってしまい入力速度が全然上がらないこと。iPod touchのように入力している場所にインラインで出すか、右手側のキーパッドの上に出してくれればいいのに。
上の二点は慣れでカバーできるかもしれないけれどこれだけはどうにもならないので、根本的な改良がない限り QWERTY フルキーボードをボクは使いづつけるよ。