Fri, 28 Jan 2011 (平成23年) [長年日記]
_ Dark Frame 減算ができてたのか否か
夜景を撮ったらポツポツと白い点が目立つので Raw Therapee にあったダークフレーム減算を試してみた。レンズにキャップをはめて同じ露光時間で撮った画像を使って、それを指定するだけでこのように見事に白い点々が消えた。
これはすばらしいと思ってもう一枚試してみたらこっちは変化なし。今は ??? という気分。なにか勘違いしてるのかな。それにしては一枚目はうまくいき過ぎと思えるくらいうまくできたのが不思議。
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それ，長秒時露光で撮像素子が発熱(温度上昇)し，その温度上昇の結果生じる「輝点ノイズ」というモノなんですが，撮像素子が冷えた状態と長時間稼働させて熱くなった状態では輝点ノイズの出る場所や頻度が全く異なってしまうんです。<br>で，その減算処理はその撮影時に発生した輝点ノイズだけを真っ暗な状態で撮影して抽出し，その結果と重ね合わせることで輝点ノイズだけを消去する方法を採用していますから，何度もダークフレーム減算用の撮影を繰り返すと撮像素子の温度が大きく変化してしまい，かえって悪化させます。<br>そういう原理ですから，できるだけ条件を揃えるためには撮影直後に行うのが良いはずです。
なるほど、今回試した写真はインターバルタイマーで5分くらい撮り続けたものの最初と最後の二枚で、ダークフレーム減算のことを撮影数時間後に思い出してダークフレーム減算用の撮影を行ないました。条件的には最初のものと近かったからそっちだけうまくいったのでしょうかね。