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実験的「実験的日記」


Fri, 17 Nov 2006 (平成18年) [長年日記]

_ Ruby の本読書会第一回に出席するまでの長い旅

ボク一人が今日頑張ってもどうにかなる状態ではない感じだったので切りのいいところで切り上げて、誰かに何かで捕まる前に事務所を出ようとしたところに電話がかかってきた。

ここ一ヶ月ほどよその現場事務所にドナドナされている H さんからで、持っていっている PC に入れてある AutoCAD LT 2006を起動したら「間違ったがフォーマットのプログラムを読み込もうとしました」とメッセージ出て、図面は表示されるもののツールバーなどが表示されないトラブル発生とのこと。ちょっと前にその症状に遭遇した記憶はあったものの対処方法を思い出せなかったのでググってたどり着いたのは前回見たのと同じページ。記憶力の衰えがちょっと情けない。

「試用期間の 30 日目にこんな現象が生じるようである。あわてて再インストールせず、翌日になると直っていることがあるので今回もほうっておいた。予想通り、今日には正常に戻っている」とはふざけた不具合だ。今すぐに使いたいということなので PC の日付を一日進めてもらうことで一応決着をつけ、焦りつつ家の最寄りの TX の駅まで車で行き、コインパーキングに入れて秋葉原へ向かった。結局、そんなこんなで二十五分ほどの遅刻。一番遅かった。

_ Ruby の本読書会 第一回

いろいろ出てくるコメントがどれも初心者向けとは言えない内容だったけど、ボクには半分くらいはへぇーと思えて、半分くらいはさっぱりわからないという感じ。あの場にいた人の中であの読書会の趣旨に一番合致しない人だった気がする。

参加者は Java なり PHP なりをやっててここのところの Ruby(というよりは Rails)の露出の多さから Ruby を始めてみ(た|ようとしたところ)という人が多かったようだ。プログラミング自体が初めてという人も何人かはいたかな。どちらでもないボクは非常に変な自己紹介になってしまった気がする。そうそう、256 本のラッシュの頃に Ruby を知ったと自己紹介で言ったけど、よく考えてみると「Kondara MNU/Linux の公式(?)スクリプト言語」として知ったというのが正解だった。あの真っ赤なパッケージが懐かしい。なんと七年も前のことになるのか。感慨深い一方で、あの頃の自分からの進歩のなさに愕然としている。

読書会中になんだか緊迫感のあるメイルが届いてしまって、本編が終わったところで慌てて帰りかけてダイビルを出たとことで電話してみたらそこまで緊急ではなかったことがわかったけど、今さら戻りにくくてそのまま帰ってきたのが心残りといえば心残り。

思い出したことを追記

  • 「黄道編」を持っていくのを忘れた。普段は東京にいない moriq さんがたまたまいらしてたのに。
  • 夕食をとろうと思って UDX のだし茶漬けの店に入ったら「今日はお茶漬けは終わってしまいました」と言われて、次回絶対食べてやるという気になった。

_ 高額療養費制度について

重い病気などで病院等に長期入院したり、治療が長引く場合には、医療費の自己負担額が高額となります。そのため家計の負担を軽減できるように、一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される高額療養費制度があります。

いろいろ条件があるようだけど知ってると知ってないとでは大きな差があるのでメモ。

高額療養費資金貸付制度という制度がある市町村もあるそうだ。

高額療養費は、実際に支払われるまでに3か月程度かかります。そのため、高額療養費の受領の権限を療養の給付を受けた医療機関に委任し、これを医療機関が受任したときに、保険者(市)から直接医療機関に支払い、医療機関の窓口では限度額を支払うだけですむ『高額療養費受領委任払制度』や、医療費の支払いを目的とし、高額療養費支給予定額の10分の9の範囲内で、貸付を行う『高額療養費資金貸付制度』があります。

_ 「一般」の場合の具体例

試しに計算してみようと思って書いてみた。

class MedicalTreatmentBenefits
   def initialize(payment)
      @payment = payment # 支払った一部負担金
      limit = 80100 + (@payment / 0.3 - 267000) * 0.01 # 自己負担限度額
      @refund = @payment > limit ? (@payment - limit).to_i + 1 : 0
   end

   attr_reader :payment, :refund
end

mtb = MedicalTreatmentBenefits.new(ARGV.shift.to_i)
puts "支払った自己負担額が #{mtb.payment} 円ならば、払い戻される額は #{mtb.refund} 円でしょう。"
$ ruby medical_treatment_benefits.rb 1000000
支払った自己負担額が 1000000 円ならば、払い戻される額は 889237 円でしょう。

ほぉー、この制度を使えば実質的に支払う額はかなり減るということか。計算方法がこれで正しいのか、不安は残るけど。

追記: 無駄なことをしていることに気づいたので修正した。でも、initialize の中でインスタンス変数をこんな風に計算させるのって普通の方法なんだろうか。

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