Fri, 08 Apr 2016 (平成28年) [長年日記]
_ PPAPI 版 Flash Player を使うブラウザにある落とし穴 ?
これの修正版が 21.0.0.213 としてリリースされたわけだけど、Chrome 組み込みの Flash Player は自動アップデートが働いていつのまにか更新されていた(確認するには chrome://components にアクセスしてみればよい)。だけど、それで更新されたものは C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\PepperFlash\[Flash のバージョン名] というフォルダに保存されるようだ。一方、Chrome 本体に同梱されていたものは C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\[Chrome のバージョン名] \PepperFlash に古いまま残っている。
Chrome は最新版の Flash Player が別の場所にあることを把握しているので Chrome 本体に同梱されていた古いものを使うことはないけれど、PPAPI 版 Flash Player を使う Vivaldi でふと vivaldi://about/ を確認してみたら 21.0.0.197 をまだ使っていると表示された。これはまずい。
そのページをよく見てみると起動時に実行されたコマンドが表示されていて、こうなっていた。
"C:\Program Files\Vivaldi\Application\vivaldi.exe" --always-authorize-plugins --disable-translate --ppapi-flash-path="C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\49.0.2623.110\PepperFlash\pepflashplayer.dll" --flag-switches-begin --flag-switches-end
あらら、Chrome 本体同梱版をパス指定して使ってしまっている。ということで、Chrome の自動更新でダウンロードされた pepflashplayer.dll (21.0.0.213) を手作業で同梱版があった場所にコピーして対応完了。
追記: これを書くために Chrome を起動したら本体の自動更新が来て 49.0.2623.112 になり、C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\49.0.2623.112\PepperFlash\pepflashplayer.dll も 21.0.0.213 となったので上記作業をしていなくても問題ない状態になった。
とはいえ、このタイムラグの間は問題がある状態になることは覚えておいて損はないはず。それと、PPAPI 版 Flash Player を使う他のブラウザでどうなっているのかは気になるところ。