Fri, 27 Apr 2001 (平成13年) 天気[晴れ] [長年日記]
_ VMware値上げ
VMware の日本での代理店 networld から買う価格がなんと 45,000 円(ダウンロード版)になってしまった。いくらなんでも高すぎだと思う。VMware から直接買えば 299 ドルで済むんだから、英語が少々苦手でもそっちから買うよ。個人向けは 99 ドルだったときにさっさと買っておけばよかった。
でもひとまずは VirtualPC for Windows がどうなるかを待つことにしよう。
と思って、そっちのページを覗いてみたら Technology Preview が公開されていた。早速ダウンロードして試してみよう。
_ Virtual PC for Windows を試してみた
ダウンロードしたものを早速インストールしてみた。「Network Service をインストールしている」という表示がけっこう長い時間出ていて何か失敗したのかと心配になったが、無事にインストールは終了した。
起動してみると最初のステップは VMware と変わりはない。仮想マシンの名前を決めてから guest OS として何をいれるのかを選択する。さらに、仮想マシンに割り振るメモリの量、仮想ディスクの場所、その他の設定をしていく。これは簡単に終了。
次いで、仮想マシンを起動する。まだ OS が入っていないのだから起動に失敗したとのメッセージが表示される。ただ、VMware ではBIOS の画面が出てくるのに対して、Virtual PC ではそういうものは全く表示されない。どうすればいいのか分からないのでマニュアルを読んだら、bootable CD だったらドライブにいれて再起動すればいいとのこと。Kondara のCD を入れて、再起動した。
OS のインストール自体は普通のインストールと変わるところはない。しかし、ここでも VMware との違いが見つかった。VMware では仮想ディスクは最初の設定では容量を決定しておくだけでパーティションを切るのは OS インストールの際に自分でやることだが、Virtual PC では既にパーティションが切られていて、FAT32になっている。大差はないが、こういうものを使う人は自分でこんなことはできるし、自分できちんと一から決めたいと思うんじゃないかな。ボク自身はそう感じた。
問題はやっぱり X だった。VMware も guest OS をインストールした後、追加のツールをインストールしないと X が使えなかったが、Virtual PC も Linux をインストールしただけでは起動に失敗した。追加のツールがあるようなので探してみると Linux 用はこの Technology Preview には含まれていないらしい。マニュアルをもう一度読んでみようと思うが、ボリュームがけっこうあるので あとで。
いろいろ苦労して VMware に自分に使いやすい環境を作ってきたので、100ドルをけちって Virtual PC で完全に一からやり直すのは大変かな。普通に働いて100ドル稼ぐ時間を考えたら、睡眠時間を削って環境整備をしなおすのは割に合わないかもしれない。