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実験的「実験的日記」


Fri, 29 Mar 2024 (令和6年) [長年日記]

_ 戸籍謄本の広域交付

先月父が亡くなり、相続などの手続きで使うため「出生から死亡までの戸籍謄本」を揃えることが必要になった。

死亡時の本籍地でまず取得できるだけ取得し、転籍があれば次はその自治体に請求し(行くのが大変な場所なら郵送で)、また転籍があればその自治体に、を繰り返さないといけないのでとても大変と聞いていたのだけど、ちょうど今月から広域交付の制度が始まったとのことで家から徒歩十分の支所でこの制度を使ってみた。

まず水曜日に行って、窓口で申し出てから一時間ちょっと待って、居住地を含め三つの自治体から五通の全部事項証明書、改正原戸籍謄本、除籍謄本をすんなり受け取れた。すごく楽……だったのだけど、夜になってから一番古いものを読んでいたら生まれてすぐに亡くなった父の姉妹が載っていないことに気づいた。ネットで読み方を調べながらこれがいつ編製されたものかを読み解いてみたら編製日が父の誕生日よりも後であることがわかった。もう一つさかのぼらないといけないじゃん。

というわけで、今日また支所に行ってきた。水曜日に対応してくれた人がまた対応してくれて、三十分弱で「たいへん申し訳ありませんでした」と恐縮しながら目的の除籍謄本が出てきた。もしかしたらそこまで古いと "コンピュータ化されていない一部の戸籍・除籍を除きます" に該当してしまうんじゃないかと心配したのだけど大丈夫だった。

X(旧 Twitter)で「広域交付」を検索してみると、自治体によってはその場で発行されなかったり、受付が制限されたりしているようで、ここまですんなり取得できたのは運がいいケースなのかもしれないけれど、使えるならものすごく便利な制度だと感じた。

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