Sat, 05 Jun 2004 (平成16年) [長年日記]
_ 第二回 Wiki ばな
今朝は 3 時過ぎまで起きていたのに気分よく目が覚めました。今日のような日に頭がすっきりしているというのはありがたいことです。会場まで二時間の道のり(途中 10 分ほどのコーヒーブレイク含む)も苦にならず到着。ホント調子いいよ、今日は。
さて、B グループの皆さんのポジションペーパー発表に関しての感想です。
- kawara さん
- 発表の内容はボクが言いたいこととほとんど同じで、どんな組織でも設置しただけでは普通の人には使ってもらえないのだなということを実感しました。「みんなでがんばって使う必要はないかも」というのに思わずうなずいてしまいました。
- きたさん
- こちらは一歩進んで、(使ってもらうではなく)使わせるためにどうしてきたかの実例を多く示してくださいました。みんなにどうしても使わせようと思うなら、上司から、周囲からプレッシャーがかかるようにするのが一番のようです。Excel をフロントエンドにするというアイディアは実現したら面白いですね。文書を作らせると罫線入りの表を使いたがる人が多いので Excel を使うのはその点でもよいです。
- ゆきちさん
- あんなに熱っぽく語る方だとは思ってませんでしたし、思ってもみなかった切り口からのお話でした。詳しくはグループトークの感想の方で。
- kayakaya さん
- 同じ技術情報を集める Wiki をたちあげるにしても、かっちりした会社組織の中で運用するのって面倒なんですね。いや、うちの職場がいい加減すぎなんでしょう。そのまま使えるわけではないですけど、ページの命名ルールは参考になりました。
- 塚本牧生さん
- 話し方が印象的な方でした。やっぱり組織内では導入した効果とかきっちりしたものが求められるのですね。やっぱり自分の職場とは別世界だと思いながら聞いてました。
- 桶さん
- 問い合わせに何かの事情ですぐには答えられない時に Wiki にたまっているこれまでの質問・回答から Similarity Search でそれらしいものを探してやって自動回答させるというお話だったと理解したのですが、そういうのは面白い使い方ですね。間違って理解してたらすみません。
- naoko さん
- 構成者が分かっている組織での Wiki の利用を推進する際の有利な点・不利な点を簡潔にまとめられていました。Wiki を使ってもらうためには、とにかく Wiki を使うように仕向けるとともに管理者が頑張らないといけないということなので頑張ってみようと思います。
- グループトーク
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B グループのもう一方は普通の人たちにどうすれば使わせられるかという話になっていたのに、こちらは職場で使いやすい Wiki ってどんなものかという、全然考えていなかった点がゆきちさんの第一声でテーマになっていました。面白い観点だと思いましたが、これまで考えたこともなかったことなのでほとんど発言できずじまいですみませんでした。考えてても発言はあまりできないんですけどね。
会社組織の中ではヒエラルキーが明確だからそれに応じた編集権限があるはずとか、業務プロセスの中で作られる文書はそんなに自由な形態にならないはずとかいうことはそういうものなんだろうとは思うものの、そんなところできちっとした会社で働いたことないのであまりピンときませんでした。でも、WYSIWYG で編集できる Wiki というのは普通の人にもとっつきやすそうなので誰か作ってください。
- 全体発表とその後のフリートーク
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気になった点だけ列挙。後で何か書くかも。
- Blog と Wiki
- ドキュメントモードとコメントモード
- ツリービューでカテゴリ整理、アウトラインプロセッサ的な Wiki
- XML を利用した Wiki
- 職場などの組織はコミュニティではないのでは
- たださんのアイディアには脱帽
懇親会には残念ながら出られないので、散会後たださんに声をかけて、お宝本にサインをもらいました。たださんにとってはあの時点まででの一番のビックリだったでしょうね。ありがとうございました。あの場ではお礼も申し上げなかった気がします、すみません。人と対面していると処理能力がかなり低下するもので、後で思い返すとああすればよかった、あれを言い損ねたということが多いのはどうしたらいいのかなぁ。
懇親会会場に行くには目黒駅の方へ行くということなので駅まで一緒に。shino さん、kdmsnr さん、naoko さんが声をかけてくださいました。帰りの道のりも(ずっと座れたのもあると思うけど)疲れを感じずに帰ってこれました。一体どうしたんでしょうね。この間の Samba セミナーの時とは大違いです。
そんなに熱っぽかったですか?(笑)。<br>個人的には、そこまでテーマをがっちりさせるつもりはなかったのですが、なんか、勢いで話してしまいましたね。すいません。まあ、あくまであれは僕の体験に過ぎないので、あまり気にしないでください。